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下痢が続いていた仔猫、最善を尽くしましたが・・。

また、御無沙汰しております。
お知らせしたい事が沢山あり、長文になります。


先日、1通の手紙が届きました。
チャ-子が亡くなったとの知らせでした。

犬屋敷から保護し、2008年夏に、家族が決まった子です。

2010年7月に、迷子になりましたが、飼い主さんが必死に探して下さり、無事に見つかりました。
手紙にも「今でも探し回ったことをよく思い出します」と書いてありましたが、探偵・チラシ・折り込み広告と、あらゆる方法で、必死に探して下さいました。
あの必死な思いが、チャ-子にも伝わったのでしょう。
チャ-コ散歩

怖がりで人馴れしていないチャ-子を家族に迎えて下さり、大切にして頂き、心から感謝しております。
チャ-子、幸せだったね。




そして、悲しく残念なお知らせをしなくてはなりません。

2か月間も下痢の治療を続けていた白黒の子猫が23日の早朝、4時22分に亡くなりました。

白黒君は、19日の夕方、緊急手術を受けました。

生後2か月になるのに・・・体重は670gでした。
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クロシトリジウム属菌が増えたり、条虫が出たり、コクシジウムが出たりと、消化管のトラブルばかりが続き、その都度、治療をしていました。

先生と相談しながら、フ-ドをi/dに変えてみたり、消化酵素を飲ませてみたり、色々と試してみました。
やっと便も固まってきて、これで良くなると思っていました。
ところが、急に軟便に・・・そして、嘔吐をしました。
また、違うフ-ドに変え、薬も変えてみよう・・と相談していた矢先のことでした。



絞扼性イレウスは、急激に状態が悪化するので、早期に適切な処置が必要となります。
670gしかない子猫の開腹手術ですが、生きる可能性を求めるには考えている時間はありませんでした。

血管点滴の針よりもも細いような血管にルートをとり、縫合する糸も、髪の毛より細い糸を使うような手術です。
開腹したところ、やはり、腸間膜の小さな穴に小腸が入り込んでしまって、腸閉塞を起こしていて、一部分、癒着しているところもあったそうです。

また、大腸の形成に問題があり、形質(くぼみ)の部分に、異常に大きいくぼみがあったそうです。
いつも便が出る時に、痛がっている原因が、このくぼみのせいだったかもしれないとの事でした。
そこに、細菌が異常に溜まってしまて、正常な細菌叢に戻らなかったり、そこに薬が届かない状況だった可能性もあるということでした。
形質、くぼみが大きい生まれつきなのか、後からなのかはわからないそうで、先生もこれまでにこなんな腸は見たことがないと仰っていました。

それでも、手術は無事に終わり、点滴を続けながらも元気にしていて、退院の相談もしていました。
ところが、突然、容体が悪化してしまいました。
消化管は、開通していたようなのですが、膿胸になってしまい、できる限りの治療をして下さいましたが・・。

亡くなる、前日に会いに行ったときは、呼吸も早く、辛そうでした。

栄養状態の悪い、670gの小さな体には、全身麻酔も負担だったのでしょう。
かといって・・手術をしなければ、腸閉塞で苦しんだのでしょう。

今となっては・・・
ふと、どうすれば良かったのか、もっと何かをすればこうはならなかったのか・・などと、考えてしまいます。

保護して以来、下痢が続き、小さい身体で お腹が痛いことに、じっと耐えてばかりいた白黒君。
それでも、調子のいいときは兄弟でじゃれあったり、高い所によじ登ったりして・・・
元気に走り回り、子猫らしく 遊んでいました。


すべての文章を過去形にしなければならないなんて・・辛いです。
何だか可哀そうで、心が痛いです。

あの日、私には、祈る事しかできませんでした。
手術をして治療を続けてくださった先生に感謝しています。
手術の日は勿論の事、急変した日も、先生は泊まり込みで、一晩中、みていて下さいました。

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看護師さんは、あったか母さん枕を作って下さいました。

gleen animal clinic のスタッフの皆さま、本当に有難うございます。

2ヶ月間、生きようと精一杯、頑張ってくれた白黒君に・・・言葉が見つかりません。
小さな身体で、頑張ってくれたのに、ごめんなさい。

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くりくりしたまん丸な瞳が、忘れられません。

いつも一緒に遊んでいた兄弟の仔猫が、無邪気に1匹で遊んでいる姿を見ると、切なくなります。

私の身体は動くのですが、何か、心が日常の動きについて行ってないような気がします。
それでも、毎日があっという間に過ぎていきます。


白黒君の手術の翌日の日曜日。
また新しい仔猫が来て、保護することになりました。

以前住んでいた家の近所の方からの電話で、子猫が2匹、公園に棄てられて、弱っているとのことでした。
体温を測ってみると、32度しかなく、歯茎も舌も真っ白でした。

1匹は体も小さく、鳴かないし全く動かない状態でした。
ホカロンが温かくなる迄、ドライヤ-やマッサ-ジで温めました。

ミルクをあげたのですが、哺乳器の乳首は吸いません。
吸う力がないので、シリンジでミルクを飲ませました。
脱水もしていて、低血糖も起こしているようでした。

なんとか、その晩には体温が37度2分まで上がりました。
2匹、身体の大きさに、随分違いがあり、特に体温の低い小さい子の方が心配でした。

お陰様で、翌日には、どちらも体温も38度まで上がり、ホッとしました。
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大きい子の方は、その日のうちに哺乳瓶を吸いましたが、小さい子の方は、今日もまだ吸いません。
シリンジでミルクを口に入れると、何とか舌を動かします。
せっかく保護された「いのち」です。
このまま、順調に育ってくれますように・・。



生後間もない仔猫は特に、捨てられて、保護されるまでの時間の長短で、いのちの危険度も変わります。

毎年、春と秋には「子猫のラッシュだね」と、声をそろえて皆さん仰います。
そんな常識を無くしたいです。

野良猫たちの避妊去勢の手術への理解と、野良猫たちを管理する必要性の理解を広めたいですね。
家猫の避妊去勢は義務にして欲しいものです。


避妊去勢手術をしていない猫は、外に出すことを禁じられていて、外に出す猫はマイクロチップを挿入しなければならない、そんな国が北欧にありましたよね。

日本の現状で、野良猫を排除することは不可能だと思います。
そして、避妊去勢をし、管理して行くには、餌をあげる人も必要になるわけです。
が、避妊去勢もせず、餌をばらまくような無責任な餌やりをする一部の人の行為が、住民の理解を得にくくしていることも問題です。

いたちごっこのように、捨てられた子猫の保護を続けるにしても、センタ-の犬猫を引き取り続けるにしても・・
どちらにしても、根本的なところにメスを入れなければならないことなのに・・・。

日本人個々の意識の向上と、日本国の「動物愛護と管理の法律」の進化が急務です。







こうちゃんは、皮下点滴と利尿剤を増量してカルシウムを下げるようにしていたのですが、治療がなかなか難しくなってきました。
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数日前までは何とか外までいって排泄を済ませていましたが、最近は足元が不安だそうです。

筋力の低下が著しいので、歩くのも大変で、日によっては立てないこともあるとか・・・
カルシウムが高くなると、いっそう歩けなくなります。
下半身を持ち上げるハーネスもつけていますが、移動が大変みたいです。

皮下点滴の吸収が悪くなっています。
末しょう循環が悪くなっているのかもしれませんし、皮下点滴も1年以上も続けていますから、皮膚も限界なのかもしれません。

皮下点滴は残っているのに、血管内や組織内は脱水傾向です。
皮下の水分を吸収できない以上、静脈点滴で補っていくしかないです。

静脈からの点滴は病院でないと難しいし、病院だと排尿もカテーテルを入れておくので歩く必要がない分、負担がなくなります。

こうちゃんが苦しくないようにするには、毎日の受診ということになりそうです。
今日も、朝からピンクの低反発マットに寝て、まったりと点滴を受けています。


アンや他の子たちのこと、近々、報告いたします。
長文になってしまって・・・ごめんなさい。 


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